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シワの原因:肌の老化と小ジワができる理由

公開日: 2026-06-17 · 読了目安 11分

要約: しわは、肌の内側の弾力構造が弱くなり、表面のキメが乱れることで現れる老化のサインです。SKINROUTEが、しわ・小じわができる原因を時間、紫外線、表情、生活習慣の4つに分けて整理しました。

核心的な答え

しわは、年齢とともにコラーゲン・エラスチンが減っていく自然な老化に、紫外線・喫煙のような外部要因と繰り返す表情が重なって生まれます。このうち自分で最も減らせる要因が紫外線なので、毎日塗る日焼け止めがしわケアの基本になります。

  • 乾燥でできた浅い小じわは保湿後に目立ちにくくなることがあります
  • 繰り返す表情じわは弾力が落ちると表情を戻しても残るしわになります
  • 喫煙・頻繁な飲酒は肌老化を早める代表的な生活習慣です

しわは、肌の内側の弾力構造が弱くなり、表面のキメが乱れることで現れる老化のサインです。SKINROUTEが、しわ・小じわができる原因を時間、紫外線、表情、生活習慣の4つに分けて整理しました。

しわと小じわ、何が違うのか

肌は外側の表皮とその下の真皮に分かれます。真皮には肌を支えるコラーゲンと、伸びた肌を元に戻すエラスチンが網目のように絡み合っています。表皮が乾燥してキメが乱れると浅い小じわが目立ち、真皮の弾力構造が弱くなると表情を戻しても残る深いしわができます。

小じわ vs 深いしわ

小じわ深いしわ
主にできる場所肌表面(表皮)のキメ肌の内側(真皮)の弾力構造
主な原因乾燥、初期老化コラーゲン・エラスチンの減少、光老化、繰り返す表情
形浅くて細く、方向が不規則太くて深く、表情を戻しても残る
保湿後目立ちにくくなることがある保湿だけではほとんど変わらない
ケアの方向性保湿、紫外線対策紫外線対策、継続的なエイジングケア、必要なら専門医に相談

ただし、小じわのすべてが乾燥のせいというわけではありません。老化とともに現れる小じわは真皮の変化と一緒に起こるため、保湿だけで変わらない場合は下に挙げる原因も合わせて確認しましょう。

内因性老化:時間が生み出す変化

内因性老化は誰にでも年齢とともに進む老化です。生まれつきの遺伝的要因の影響を受けながら、肌の内側で静かに積み重なります。

  • コラーゲンが減る: 肌を支えるコラーゲンが減ると、肌が薄くなりハリが落ちます。
  • エラスチンが弱くなる: 伸びた肌を元に戻す力が弱まり、一度できた折れ目が伸びにくくなります。
  • 角質のターンオーバーが遅くなる: 古い角質が長く残ることで肌のキメが粗く、くすんで見え、小じわが目立ちます。
  • 乾燥しやすくなる: 年齢とともに肌が水分を抱え込む力が弱くなり、小じわがより目立ちやすくなります。

内因性老化は止められませんが、進むスピードは人によって違います。そして見た目に現れる老化の多くは、下記の外部要因が重なって早まります。

光老化:しわを早める最大の外部要因

紫外線によって肌老化が早まることを光老化と呼びます。米国皮膚科学会(AAD)が肌老化を遅らせる方法として最初に挙げるのも、毎日の紫外線対策です。

紫外線のうちUVAは波長が長く、真皮まで届きます。UVAと光老化の関係を整理した研究によると、真皮に届いた紫外線は活性酸素を増やし、コラーゲンを分解する酵素を活発にすることで、コラーゲン・エラスチンからできた弾力構造を少しずつ崩していきます。一度日光を浴びただけでしわができるわけではありませんが、毎日少しずつ積み重なった紫外線がやがてしわやたるみとして現れます。

UVAは曇りの日でも届くため、天気に関わらず毎日日焼け止めを塗る習慣が大切です。UVAとUVBが肌に残す変化の違いはUVAとUVBの違いで詳しく取り上げています。

表情じわ:繰り返す動きの跡

笑ったり、しかめたり、眉を上げたりするたびに、顔の筋肉の上の肌が折れます。このように表情を作ったときだけ見えるしわを動的なしわと呼びます。弾力のある肌は表情を戻すとすぐに伸びますが、同じ場所が何度も折れて弾力まで落ちると、表情を作らなくても残る静的なしわになります。

表情じわが定着する過程

  1. 動的なしわ — 表情を作ったときだけ折れ、戻すと消える
  2. 繰り返し — 同じ場所が毎日何度も折れる
  3. 弾力の低下 — コラーゲン・エラスチンが減り、戻る力が弱くなる
  4. 静的なしわ — 表情を戻しても折れた跡が残る

代表的な表情じわは、額の横じわ、眉間の縦じわ、目尻のしわです。目元は肌が薄く表情の動きも多いため、小じわが最初に見えることが多い部位です。AADは日差しの下で目を細める習慣もしわを作る繰り返しの表情だとして、サングラスをかけるよう勧めています。

老化を早める生活習慣

AADは紫外線対策とともに、禁煙、飲酒を減らすこと、バランスの良い食事、継続的な運動、優しい洗顔を肌老化を遅らせる習慣として挙げています。

喫煙

喫煙は肌老化を大きく早める習慣です。しわが増えて顔色がくすみやすくなるだけでなく、血管が狭くなって肌へ届く酸素や栄養も減ります。

頻繁な飲酒

お酒は肌を乾燥させ、頻繁に飲む習慣が続くと肌のコンディションが全体的に落ちやすくなります。

睡眠不足

寝不足の日に肌がくすんで見えるように、睡眠は肌のコンディションとつながっています。睡眠と肌の関係は睡眠不足が肌に残す変化で詳しく整理しています。

甘いもの中心の食事

体内の糖がタンパク質と結びつく糖化反応は、コラーゲンを硬くする要因のひとつとして挙げられます。特定の食べ物だけをやめるより、野菜・果物・タンパク質をバランスよく摂る食事を基本にしましょう。

しわを遅らせる生活習慣

✓ やるべきこと

  • 曇りの日も毎日日焼け止め
  • 洗顔後はすぐ保湿
  • 日差しの下ではサングラスと帽子
  • 野菜・果物をバランスよく摂る食事

✕ 避けるべきこと

  • 喫煙
  • 頻繁な飲酒
  • 日焼け止めなしで長時間日光を浴びる
  • 強くこする洗顔

しわケアの基本

AADはしわケアの基本として、毎日塗る日焼け止めと保湿剤を挙げています。保湿剤は肌をしっとりと満たして小じわを目立たせにくくし、日焼け止めは新たな光老化を防ぎます。ここにレチノールのようなビタミンA系成分を加えることもできます。

レチノールは最初から毎日使うのではなく、低濃度の製品を間隔を空けて夜だけ塗りながら肌が慣れるか見ていきます。ヒリつきや赤みが続く場合は使う間隔を空けるか、いったんやめましょう。新しい製品は一度に1つだけ取り入れることで、合わないときに原因がわかります。

しわケアによく使われる成分

レチノール
肌のキメと弾力ケア(低濃度からゆっくり始める)
ビタミンC
紫外線で増える活性酸素のケア
ナイアシンアミド
肌のキメとトーンを整える
ペプチド
刺激が少ない弾力ケア成分
ヒアルロン酸
水分を満たして小じわを目立たせにくくする

化粧品は肌のキメや弾力を整えるのに役立つことがありますが、すでに深く定着したしわをなくすことはできません。効果を感じるには数週間以上続けて使う必要があり、その間に日焼け止めを怠ると効果も薄れます。

よくある質問

小じわは保湿だけで消えますか?

乾燥でできた浅い小じわは保湿後に目立ちにくくなることがあります。ただし老化や紫外線で真皮が弱くなってできたしわは保湿だけでは消えないため、日焼け止めと継続的なエイジングケアを一緒に行う必要があります。

日焼け止めだけしっかり塗ってもしわ予防に役立ちますか?

役立ちます。紫外線は自分で最も減らせる老化要因なので、毎日日焼け止めを塗る習慣がしわケアの出発点です。曇りの日も塗り、外に長くいる日は塗り直しましょう。

20代からしわケアを始めるべきですか?

20代のうちは、機能性の高い製品をいくつも使うより、日焼け止め・保湿・禁煙のような生活習慣で老化のスピードを遅らせる予防中心のケアが向いています。レチノールのような成分は、肌のキメや小じわが気になり始めたときに低濃度から加えても遅くありません。

コラーゲンを飲むとしわに役立ちますか?

飲むコラーゲンが肌の保湿や弾力に役立ったという研究はありますが、研究の規模が小さく限界もあるため、効果を断定するのは難しいです。飲んだコラーゲンがそのまま肌のコラーゲンになるわけでもありません。補助的な手段と考え、日焼け止めと保湿をまず優先しましょう。

すでにできた深いしわはどうすればいいですか?

化粧品で深いしわをなくすのは難しいです。これ以上深くならないように紫外線対策と保湿を続け、気になるしわがあれば皮膚科専門医に相談しましょう。

自分の肌老化習慣をチェックする

しわを早める習慣は人によって違います。SKIN100肌精密分析は100項目以上の問診で生活習慣・スキンケア習慣・外部環境など8つの主要因を分析し、紫外線対策不足、睡眠、喫煙のように老化を早める習慣を見つけ出します。AIコーチが結果に合わせて、今の段階で優先すべきケアと成分を案内します。

参考文献

  1. 米国皮膚科学会(AAD) — 11 ways to reduce premature skin aging
  2. 米国皮膚科学会(AAD) — Wrinkle remedies
  3. Battie C, et al. New insights in photoaging, UVA induced damage and skin types. Exp Dermatol 2014
  4. Choi FD, et al. Oral Collagen Supplementation: A Systematic Review of Dermatological Applications. J Drugs Dermatol 2019

関連項目

医療に関する免責事項

SKINROUTEは医療機器・医療機関ではありません。すべての情報は一般的なスキンケアの参考情報です。肌の状態が気になる場合は皮膚科専門医にご相談ください。