目の周りの肌は顔の他の部位より皮脂腺が少なく、肌の厚さが約0.5mmで全体の肌平均(2mm)の4分の1のレベルです。このため乾燥しやすく、老化のサイン(小じわ、たるみ、クマ)がもっとも先に現れる部位です。
目元の肌の特性
水分損失が速い:皮脂腺が少なく自体の油分供給が不足します。乾燥した環境や冷暖房機の使用時に目元の肌がつっぱり小じわができやすいです。
刺激に敏感:薄い肌は外部刺激に容易に反応します。強い活性成分を目元周辺に使うと刺激、腫れ、炎症が生じることがあります。
反復的な筋肉の動き:1日1万回以上まばたきをし表情を作りながら肌に持続的な物理的刺激が加わります。
アイクリームが必要な理由
アイクリームは一般のフェイスクリームより、①油分含量が高く目元の保湿に特化し、②香料・アルコールなど刺激成分が排除され、③目元に効果的な特化成分が配合されています。
一般のフェイスモイスチャライザーを目元に使っても基本的な保湿効果はありますが、香料や特定の活性成分が目元の肌を刺激することがあります。敏感な目元専用の製品を使うのがより安全です。
目元の悩み別おすすめ成分
小じわ・ハリ低下
- レチノール:0.025〜0.05%の低濃度。コラーゲン生成刺激。最初は週2回から始める
- ペプチド:マトリキシル、アセチルヘキサペプチド。肌刺激なくハリ改善
- ナイアシンアミド:保湿+肌の引き締め効果
クマ
クマの原因をまず把握すべきです。
- 血管型(青み):カフェイン、ビタミンK — 血液循環の改善
- 色素型(茶色):アルファアルブチン、ナイアシンアミド、ビタミンC — メラニン抑制
- 陥没型(影):保湿・ハリ成分でボリューム改善(フィラーは皮膚科の領域)
目元の腫れ
カフェインは血管収縮作用で一時的な腫れの緩和に効果的です。朝に使うとより効果的です。
乾燥・角質
セラミド、ヒアルロン酸、スクワランが含まれた保湿中心のアイクリームを選びましょう。
正しいアイクリームの使い方
- 薬指の使用:もっとも力の弱い薬指で軽く叩くように塗るべきです。こすったり引っ張ると、かえって肌の損傷が生じます。
- 少量:米粒一つの大きさの量で十分です。過量の使用は目に入って刺激を与えることがあります。
- 順序:セラムの後、クリームの前のステップに適用するのが一般的です。
- 範囲:目のすぐ下の骨のライン(眼窩)の上に塗布。まぶたや目のすぐ下の粘膜に触れないよう注意します。
目元は一度老化が進行すると回復が難しいです。20代初めから根気よい保湿と紫外線遮断だけでも十分に老化を遅らせることができます。