核心的な答え
日焼け止めは防御指数より、テクスチャーとベースが肌タイプに合っているほうが毎日たっぷり塗り続けられます。オイリー肌・ニキビ肌はオイルフリーのジェル・フルイド、乾性肌は保湿成分入りのクリーム・ローション、敏感肌はジンクオキサイド・チタンジオキサイドベースの無香料製品が無難です。
- 肌タイプに関わらず、広範囲(Broad Spectrum)防御・SPF30以上は共通の条件です
- ニキビができやすい肌は「ノンコメドジェニック」表示を確認しましょう
- 新しい日焼け止めは顔全体に塗る前に腕の内側で先にテストします
同じSPF50+の日焼け止めでも、オイリー肌に合うテクスチャーと乾性肌に合うテクスチャーは全く異なります。SKINROUTEが、肌タイプ別に日焼け止めのテクスチャーと成分を選ぶ基準を整理しました。
テクスチャーが肌タイプに合う必要がある理由
SPFとPAが同じなら防御力は似ていますが、テクスチャーとベースが肌に合わないとベタついたり、つっぱったり、トラブルが起きたりします。塗り心地が不快だと自然に量を減らしてしまい、量が減ると実際の防御力も表示より下がります。顔に必要な量は日焼け止めの適量と2フィンガールールで確認してください。
肌タイプに関わらず守るべき共通の条件もあります。米国皮膚科学会(AAD)は、UVAとUVBを両方防ぐ広範囲(broad-spectrum)防御、SPF30以上、水遊び・運動のときは耐水性の製品を選ぶよう勧めています。その上で肌タイプに合ったテクスチャーを選べばよいのです。
日焼け止めは防御方式によって2種類に分けられます。ジンクオキサイド・チタンジオキサイドを使う無機(物理的)紫外線防止剤は肌表面で紫外線を防ぎ、有機(化学的)紫外線防止剤は紫外線を吸収する方式です。2つの方式の違いは有機(ケミカル)日焼け止め vs 無機(ミネラル)日焼け止めでさらに詳しく取り上げています。
まず、自分の肌タイプを確認する
洗顔後、何も塗らずに30分ほど経ってから肌の状態を見てみましょう。
- オイリー肌: Tゾーンも頬もベタついて毛穴が目立って見える
- 乾性肌: 全体的につっぱり角質が浮きやすく、ベタつきがほとんどない
- 混合肌(水分不足のオイリー肌): Tゾーンはベタつくのに頬はつっぱる
- 敏感肌: 新しい製品にヒリつきや赤みが出やすい
より詳しい見分け方は肌タイプのセルフチェック方法に整理しています。
肌タイプ別、日焼け止めを選ぶ基準
肌タイプ別日焼け止め早わかり
| おすすめのテクスチャー | 一緒に見るとよい成分 | 避けるもの | |
|---|---|---|---|
| オイリー肌・ニキビ肌 | ジェル・フルイド、オイルフリー | ナイアシンアミド、ノンコメドジェニック表示 | 厚くて油分の多いクリーム |
| 乾性肌 | クリーム・ローション | ヒアルロン酸・セラミド・グリセリン | アルコールの多いさらっとしたテクスチャー |
| 混合肌 | 軽いローション・ジェルクリーム | 軽い保湿成分 | 片方の肌だけに合わせた極端なテクスチャー |
| 敏感肌 | 無機(ジンク・チタン)系テクスチャー | センテラ・パンテノール | 香料・アルコール |
オイリー肌・ニキビ肌
軽く伸びるジェル・フルイド・ウォータリータイプのオイルフリー製品が快適です。AADはニキビができやすい肌なら、毛穴を詰まらせない「ノンコメドジェニック(non-comedogenic)」表示がある製品を選ぶよう案内しています。厚くて油分の多いクリームや白浮きの強い無機テクスチャーはベタつきを強める可能性があるため、軽い有機・混合タイプやさらっとした無機テクスチャーが無難です。ナイアシンアミドが一緒に配合された製品は、皮脂と肌のトーン整えに役立つことがあります。
乾性肌
クリーム・ローションタイプのように保湿感のあるテクスチャーが、つっぱらず快適です。ヒアルロン酸・セラミド・グリセリン・スクワランのような保湿成分が一緒に入っていると、日焼け止めを塗った後の乾燥が少なくなります。アルコール含有量の高いさらっとしたテクスチャーはつっぱりを強める可能性があるので避けましょう。
混合肌(水分不足のオイリー肌)
軽いローションやジェルクリームのように油分と保湿のバランスが取れたテクスチャーが合います。このとき、Tゾーンがベタつくからといって量を減らさないでください。塗る量が減ると、その部位の防御力も落ちます。Tゾーンには軽いテクスチャー、頬には保湿テクスチャーを分けて使うか、量はそのまま塗ってベタつきはパウダーで整える方法がよいでしょう。
敏感肌
ジンクオキサイド・チタンジオキサイドベースの無機日焼け止めは比較的刺激が少ないです。AADも敏感な肌にはこの2つの成分を使った日焼け止めを勧めています。香料は一部の人に敏感な反応を起こすことがあるため無香料製品を選び、アルコールの多い製品も避けましょう。有機紫外線防止成分にヒリつきを感じたら、無機紫外線防止成分だけを使った製品に変えてみてください。センテラ・パンテノールのように鎮静を助ける成分が一緒に入っているとよいでしょう。
日焼け止めで注目したい成分
肌タイプ別に注目したい成分
- ジンクオキサイド・チタンジオキサイド
- 肌表面で紫外線を防ぐ無機(ミネラル)系防止成分
- ナイアシンアミド
- 皮脂コントロールと肌のトーン整え
- セラミド
- 乾燥した肌のバリア脂質を補う
- ヒアルロン酸
- 水分補給
- センテラ・パンテノール
- 敏感になった肌を鎮静
成分表に「Fragrance」または「香料」と書かれていたら、香りが入っているという意味です。敏感肌ならこの表記がない製品から見てみましょう。
買う前に、使う前にテストする
店頭では手の甲に少量塗って30秒~1分後の感じを確認し、家に帰ったら顔全体に使う前に腕の内側でテストしましょう。AADは新しい製品を腕の内側に硬貨サイズほど1日2回、7~10日間塗ってみて反応がなければ顔に使うよう案内しています。
手の甲テストで見るポイント
- 1分後も白く残る → オイリー肌やメイクベースとして使うには負担
- ベタつきが長く続く → 乾性肌には問題ないがオイリー肌には負担
- ヒリヒリしたり熱く感じる → 敏感肌ならすぐに除外
- 目元に広がって目にしみる → 目元用はスティック・無機テクスチャーを検討
よくある質問
オイリー肌は無機(ミネラル)日焼け止めを必ず避けるべきですか?
必ずというわけではありません。白浮きと厚みのある質感がベタつきを強めることがあるだけなので、さらっとした無機テクスチャーや軽い混合タイプを選べば大丈夫です。ニキビができやすいなら、ノンコメドジェニック表示も一緒に確認しましょう。
敏感肌ですがトーンアップ日焼け止めを使ってもいいですか?
製品によって成分が異なるため、一言では言えません。無機紫外線防止成分ベースかどうか、香料・アルコールが入っているかをまず成分表で確認し、腕の内側テストを経てから使いましょう。
1つの日焼け止めを家族全員で使ってもいいですか?
使うことはできますが、肌タイプが違うと誰かが使いにくく感じて量を減らしてしまいます。敏感肌やニキビができやすい家族がいるなら、別々に選ぶ方がよいでしょう。生後6ヶ月未満の赤ちゃんは日焼け止めより日陰と衣類で覆うことが先なので、子ども用は乳幼児・子どもの日焼け止めガイドを参考にしてください。
ニキビがあるのに日焼け止めを塗るともっと悪化しませんか?
毛穴を詰まらせない軽いテクスチャーを選べば負担は少ないです。紫外線を受けるとニキビ跡が濃くなり長く残りやすいため、ニキビ肌ほど紫外線対策をしっかり行う方がよいです。夜は日焼け止めが残らないようやさしく洗顔しましょう。
自分の肌に合う日焼け止めを見つける
日焼け止めが合わないと感じたら、肌タイプだけでなく生活環境やスキンケア習慣も一緒に見る必要があります。SKIN100肌精密分析は100項目以上の問診で生活習慣・スキンケア習慣・外部環境など8つの主要因を分析し、自分の肌タイプと紫外線への露出環境に合ったケアの方向性を案内します。