コアとなる答え
頭皮も顔と同じように脂性・乾性・敏感・混合に分けられ、タイプによってシャンプーの選び方や洗う頻度が変わります。シャンプーしたあと何もつけずに1日過ごしたときの頭皮の状態を見れば、自分のタイプがおおよそ分かります。
- 脂っぽい頭皮は毎日洗っても問題なく、つっぱる頭皮は洗う間隔を少し空けてみましょう
- シャンプーは頭皮に、コンディショナーは毛先に塗ります
- 熱いお湯と爪で掻く習慣はどのタイプにも刺激になります
頭皮は毛包と皮脂腺が密集した肌です。SKINROUTEが頭皮タイプを自分でチェックする方法と、タイプ別にシャンプー・洗う頻度・ケアをどう変えるとよいかを整理しました。
頭皮タイプ4つと特徴
頭皮も顔と同じように、皮脂がどれくらい出るか、刺激にどれくらい敏感かによってタイプが分かれます。同じ人でも季節・ストレス・使う製品によって変わることがあるので、今の状態を基準に見てみましょう。
1. 脂性頭皮
シャンプーしてから1日経たないうちに頭皮がべたつき、髪がすぐぺたんとします。頭皮のにおいが出やすく、毛穴が詰まって吹き出物が出ることもあります。皮脂が多く出る体質、ホルモンの変化、暑くて湿度の高い天気、すすぎ不足がよくあるきっかけです。
米国皮膚科学会(AAD)は、毛髪と頭皮が脂っぽい人はより頻繁に洗ってもよいと案内しています。毎日洗ってもかまいませんが、洗浄力の強いシャンプーでゴシゴシこするより、指先で丁寧に洗って十分にすすぐことが大切です。コンディショナーは頭皮に触れないよう毛先中心に塗ります。
2. 乾性頭皮
頭皮がつっぱり、小さく白い粉のような角質が落ちてかゆいときがあります。髪もパサついて切れやすい傾向です。乾燥する季節、洗浄力の強いシャンプー、熱いお湯、頻繁なドライヤー・コテの熱、カラーやパーマがよくあるきっかけです。
毎日洗っているのにつっぱるなら、洗う間隔を1日ほど空けてみましょう。パンテノール・グリセリンのような保湿成分が入ったやさしいシャンプーを選び、水はぬるめを使います。洗う前に軽い頭皮オイルをつけて洗い流す方法もありますが、脂っぽい角質が固まっているならオイルは避けたほうがよいです。
3. 敏感頭皮
シャンプー・カラー剤・頭皮製品を変えるたびにピリピリしたり赤くなったりかゆくなったりします。季節の変わり目やストレスが大きいとき、たくさん汗をかいた日にも反応しやすいです。
香料・着色料が少なく成分数がシンプルなシャンプーを選び、新しい製品は一度に1つだけ取り入れます。頭皮に残すトニックやエッセンスは先に腕の内側でテストしましょう。AADは新しい製品を腕の内側に1日2回、7~10日間つけてみて、反応が出ないときに使うよう案内しています。スクラブや角質ケア製品はできるだけ休み、かゆくても爪で掻かないようにします。
4. 混合頭皮
頭頂部や前髪あたりはすぐ脂っぽくなるのに、側頭部・後頭部は乾燥している、あるいは季節によって2つの状態が入れ替わります。やさしいシャンプーを基本に使い、脂っぽい部分はより丁寧にすすぎ、乾燥する部分には頭皮保湿エッセンスを足すなど、部位ごとに分けてケアします。
脂性頭皮 vs 乾性頭皮
| 脂性頭皮 | 乾性頭皮 | |
|---|---|---|
| 1日後の頭皮 | べたついて髪がぺたんとする | つっぱって粉のような角質が見える |
| 洗う頻度 | 毎日洗っても問題ない | つっぱるなら間隔を少し空けてみる |
| シャンプーの選び方 | 軽くてすすぎやすいシャンプー | 保湿成分入りのやさしいシャンプー |
| よくある失敗 | コンディショナーを頭皮までつける | 熱いお湯で長く洗う |
| より気をつけたい点 | 耳の後ろ・うなじまで丁寧にすすぐ | ドライヤーの熱を減らす |
頭皮タイプのセルフチェック法
夜にやさしいシャンプーで洗い、頭皮に何もつけないまま翌日の似た時間に頭皮を確認します。清潔な指先やコットンを頭頂部・前髪・後頭部に軽く当てると差が分かりやすいです。
| 翌日の頭皮の状態 | 可能性が高いタイプ |
|---|---|
| べたついて髪がぺたんとする | 脂性 |
| つっぱって小さな粉状の角質が見える | 乾性 |
| ピリピリしたり赤くかゆい | 敏感 |
| 部位ごとに状態が違う | 混合 |
この方法はあくまで目安です。黄色っぽく脂っぽい角質がまとまって落ちるなら、乾燥よりフケの可能性があるのでフケと乾燥した頭皮の見分け方も一緒に確認してください。
タイプにかかわらず守りたいシャンプー方法
頭皮タイプと同じくらい洗い方も重要です。AADはシャンプーは頭皮を中心に、コンディショナーは毛先を中心に塗るよう案内しています。また濡れた髪をタオルで強くこすったり熱を頻繁に使ったりする習慣が毛髪を傷めることがあると説明しています。
頭皮のためのシャンプー手順
- ブラッシング — 洗う前に軽くとかして絡まった髪とほこりをほぐす
- 十分に濡らす — ぬるま湯で頭皮まで十分に濡らす
- 手で泡立てる — シャンプーを手のひらで先に泡立ててから頭皮にのせる
- 指先でマッサージ — 爪ではなく指先で頭皮をやさしくこする
- 丁寧にすすぐ — 耳の後ろ・うなじまでシャンプーが残らないようすすぐ
- コンディショナーは毛先に — 頭皮を避けて髪の中間から毛先に塗る
- 頭皮から乾かす — タオルで押さえて水気を取り、ドライヤーは低い温度で使う
頭皮タイプ別に取り入れたい成分
頭皮ケアによく使われる成分
- サリチル酸(BHA)
- 頭皮の角質・皮脂を整える (脂性・混合)
- ジンクピリチオン
- フケ用シャンプーによく使われる成分
- パンテノール
- 乾燥した頭皮の保湿 (乾性)
- セラミド
- 頭皮のバリア保湿 (乾性・敏感)
- マデカソシド
- 敏感になった頭皮の鎮静 (敏感)
- ティーツリー
- 頭皮をすっきり整える (敏感なら少量から)
頭皮の角質ケアは誰に必要?
頭皮に角質と皮脂がたまって重く感じる脂性・混合頭皮なら、サリチル酸のような角質ケアシャンプーを週1回ほど足してみることができます。敏感頭皮であったり、頭皮に傷があったり、赤く腫れた部分があったりする場合は角質ケアは休むのがよいです。赤み・じゅくじゅく・強いかゆみが続く場合は自分で解決しようとせず皮膚科専門医に相談してください。
よくある質問
頭皮タイプも季節によって変わりますか?
変わることがあります。夏は汗と皮脂が増えて脂っぽくなりやすく、冬は乾いた空気と熱いお湯のせいでつっぱりやすくなります。季節が変わったらセルフチェックをやり直し、シャンプーと洗う頻度を調整しましょう。
脂性頭皮は毎日洗うと皮脂がもっと増えますか?
毎日洗うこと自体が頭皮をより脂っぽくするという根拠は明確ではありません。ただし洗浄力が強すぎるシャンプーでゴシゴシこすると頭皮が刺激を受けてつっぱったりかゆくなったりすることがあるので、やさしいシャンプーを指先で使いましょう。
頭皮マッサージをすると抜け毛が減りますか?
頭皮マッサージはシャンプー中に角質と皮脂をやさしくゆるめる良い習慣ですが、抜け毛を減らすと言い切れる根拠は十分ではありません。髪がいつもより目立って多く抜けたり丸く抜けた部分ができたりしたら皮膚科専門医に相談してください。抜け毛のタイプは抜け毛の種類完全ガイドで取り上げています。
髪を洗ったあと頭皮まで必ず乾かすべきですか?
頭皮が長く湿ったままだとじめじめして息苦しくなりやすいので、乾かすほうがよいです。タオルでこすらずポンポンと押さえて水気を取り、ドライヤーは頭皮から離して低い温度で使いましょう。
自分の頭皮に合うケアを見つける
頭皮も肌なので、睡眠・ストレス・洗浄習慣の影響を一緒に受けます。SKIN100肌精密分析は100項目以上の問診で生活習慣・スキンケア習慣・外部環境など8つの主要因を分析し、肌のコンディションを揺さぶる習慣を見つけ出します。AIコーチが結果に合わせて洗浄習慣と成分選びを案内します。